1章 初陣

寒さも厳しくなり始めた11月の終わり頃、いよいよ初仕事の日がやってきた。

当日は学校から急いで帰り、あわてて着替えて店に行く。

大学でもそうだが、またまた一番下っ端からやるんだよな…。と心構えもしっかりとし、いよいよ扉をくぐる。

まずはタイムカード(厳密には違うものだけどね)を通し、仕事が開始する。

まずは食材の調理(パン焼き)から始まった。一応何種類かあるので、まずはその種類から覚えなければならない。

教育係として、(当時)高校生の女の子が教えてくれた。

「まずは種類を覚えないと。」と言ってぶっきらぼうに言い放つ(後で知ったが、そういう人だった)

一通り聞いて、なるほどねと思っていると…

「じゃあ、覚えたかテストするから、これは?」と次々と聞かれる。

僕はオウムじゃありません(泣)

どうやら高校1年生かなんかと勘違いされていたのか、拷問のように延々と聞かれつづけていた。 ここはこんなに厳しいのか、来る所を間違えたのか、俺。

仕事自体は2時間ほどで終了。パンの焼き方(と言うより機械への突っ込み方)と肉の焼き方を習った。 この日感じたことは完全分業がしっかりと確立されており、仕事は覚えやすいと言う事。 後はしっかりしたマニュアルがあると聞いてはいたけど。

今日教えてもらったことって全部口伝じゃん!

結構いいかげんなのかも? なんて思った初冬の一日…

そうそう、例の女子高生、帰り際に「今日は失礼しました」と言ってから帰っていったけど、どうやら私の年齢を知ってしまったらしい。 この店の階級制度は年功序列だったらしい。なぜこんなことになったのか原因は簡単だ。とっても簡単だった。

世間話くらいしようよ

新人を迎え入れるのって大変なんだよね(苦笑)

楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] ECナビでポインと Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!


無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 解約手数料0円【あしたでんき】 海外旅行保険が無料! 海外ホテル