大学に行っていた5年間の中で出会ってきたゲームの中ではダントツの評価です。
父は鬼に殺され、母は鬼にさらわれ、本人は2年間で死んでしまう「短命の呪」をかけられと どうにもならない状況にいきなり追い込まれます。それを見かねた神様がならば我々と子供を作りなさいと 助け舟を出してくれますが…。とりあえず呪を解くために鬼退治をはじめます。
いきなり一人旅では大変なので、とりあえず神様との子供を一人作れます。
ここから先はほぼ投げ出しモードになってしまいます。最終的な目的はありますが途中に何をすれば良いのかが ほとんど出てきません。とりあえず鬼の住処に行って雑魚を倒して経験値と奉納点(子作りポイント)を稼ぎ、 より良い神と子供を作って一族の強化に励むことになります。
その間に物語が少しずつ、本当に少しずつあきらかになっていきます。 細かいところまではあかされないので、不足しているところはプレイヤーが補う必要があります。 これが楽しいんですよ。 キャラクターたちのことも全然触れないゲームですから、結局ウィザードリィ的な楽しみ方ができます。
逆にいうなら、ウィザードリィが楽しめない人はちょっとつらいかもしれません。
徐々に強くなっていくキャラクター。少しずつアイテムが増えていき、ダンジョンの奥に進めるようになる。 始めて見る敵。そしてダンジョンのボス。
ボスは1度倒してお終いと言う訳ではなく、何回か倒す必要があります。 徐々にそのボスにまつわる話が見えてきて、最後には交配できる神様に戻っていきます。
ちょっと微妙なバランスの戦闘も結構イカす。 最初の内は術の"合わせ"がかなり強力で、それだけで簡単に勝てるのですが、 後半になると"合わせ"る前にやられてしまいます。 結局は補助系(攻撃力や守備力upなど)の術で戦うのですが、強くなった味方が混乱して全滅なんてことも…。